自虐的な文章を書いていると知らぬ間に誰かを傷つけているのかも…気をつけないと

2020年12月17日木曜日

ひきこもり

たまに他のひきこもりのひとのブログを訪問していて気づくことがありました。あまりブログにネガティブなことを書かない方が良いかも…と。ひきこもりに関する自虐系のコメントを読むと自分が言われているようで精神ダメージを受けることがあるのです。僕もブログでちょこちょこと自虐的な文章を書いていたと思うので、気をつけないとなぁ…と反省しました。ひきこもりの方が記事を見に来てくれるかもしれないですし。とはいえ多少はネガティブなことも書いてしまうかもしれません。そういった気持ちをブログに書くことで精神安定を保つこともできますから。


傷ついた心イラスト


ひきこもりは自己肯定感が低いので、ちょっとしたことで一気に鬱々した気持ちになってしまうことがあります。例えばテレビを見ていて厳しい環境で頑張っている人を見たときなど。ひきこもる前なら「凄いなぁ!」とただただ感動するようなことでも、ひきこもりの精神状態では「自分はなんて駄目なんだ…」と相手と比べて自分を卑下することが多くなります。あんなに厳しい環境で頑張っているひとがいるのに自分はなにをしているんだ?と自問自答しながら鬱々していくのがよくあるパターンです。…僕だけじゃないよね?たぶん他のひきこもりのひとも似たような感じだと思っているのだけど。特に自分を情けなく感じるのは餓死者に関するニュースをみたときです。


食品ロス問題などもあるというのに先進国の日本で餓死者が出るという事実。虐待された子供が餓死するという耳を塞ぎたくなるような事件も少なくないですが、単純にお金がなく餓死するケースもあります。



↑のように生活保護が受給できずに餓死してしまうケースですね。とくに「おにぎり食べたい」と日記に書き残して餓死したひとが印象的で忘れられません。すでに僕がひきこもり始めていた時期だったと思います。おにぎり一つ食べられずに餓死するひとがいるのに自分は働きもせずに飯を食べるのか?と酷く情けなく感じたことを覚えています。そうは思っても食べるのですが。でも食の不自由がないことに非常に恵まれた環境にいるとは感じています。まぁひきこもる前から感じてはいたことですが。発展途上国の一部で飢餓に苦しむ人達と比べれば日本人は随分と恵まれているなぁ…とたまに考えていましたので。カップラーメンのスープを捨てているひとを見てはそのスープで救える命があるんじゃ?と益体もないことを考えていた覚えがあります。


おにぎりイラスト


本当に生活保護が必要なひとが受給できないシステムは問題ですよね。生活保護法が改正されて申請のハードルが上がったという話もありますし。特に僕のようにひきこもっている人間は、生活保護を申請せざるを得ない状況になっても二の足をふんで申請できないケースが多い気がします。生活保護を受けるとなると恥ずかしい気持ち・申し訳ない気持ちもありますし、なにより対人恐怖症を患いがちなひきこもりには申請のハードルが高過ぎる。勇気をだして申請しても、一度断られたら心が折れて二度と申請にいかないかも。不正受給対策のためには申請を厳格にする必要があるのは理解できますが…。申請に行ったらアメリカのフードスタンプ的なものが一時的に発行されたり、食料現物支給とかあるなら手続きで心が折れて餓死なんてケースは出ないでしょうけれど。


折れた心イラスト


生活保護問題もベーシックインカムが実現されたらなくなるわけか。僕の状況的には実現してくれると助かりますが…ないだろうなぁ。しかしネガティブなことを書かないように気をつけようと宣言した記事でいきなりネガティブな文章を書いてしまいました。自分の気持ちを文章に書くと自然とネガティブなものになっているとは。まぁ今後は極力気をつけるということで…。




また目を背けたくなるようなニュースが。大阪のマンションの一室で女性二人が餓死していた、と。死後数ヵ月が経過していたという話ですけれど…そんなに気づかれないものなのですね。マンションの管理人とかがもっと早くに気づくものだと思っていました。こういう不幸を防ぐためにもハードルの低い申請で食料の現物支給がなされる仕組みがあればいいのに。まぁ仕組みがあっても困っている当事者本人がそのことを知らなければ意味がないですけれど。実際に食料を配給する運動をしている人達がいるみたいですが、この亡くなった女性達はそのことを知らなかったのかもしれないですし。本当に食料に困ったときはこうすればいい!ということが一般常識になるくらいの仕組みができて欲しいなぁ。


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