自民党がひきこもりの社会参加へ向けて動きだす。期待してもいいのだろうか?

2020年12月21日月曜日

ひきこもり

少し前にニュース記事になっていたのを見て興味津々だったものがあります。それはひきこもりの社会参加へ向けて自民党が初会合を行ったというニュース。いやぁ当事者としては嬉しい知らせです!まぁ全国100万人以上ともいわれているというのにまだ真剣に対策をとっていなかったんだ…というガックリくる思いもありますが。

OGP画像



プロジェクトチームでは来年春をめどに提言をまとめたい、と。時間かかるんだなぁ…まぁコロナで大変な時期ですからね。普通に考えてそちらが優先でしょう。でも内容が訪問支援や相談体制の強化、ひきこもり支援センターの拡充というところに若干の不安を覚えます。支援センターに行けないひきこもりなんて山ほどいると思います。むしろその存在自体を知らないひきこもりも多いでしょう。訪問支援についてもひきこもり当事者や家族がまず最初に相談にいかなければ受けられるものではないと思います。でも実態としては周囲に隠して長期ひきこもっているひとも多そうな気が。そういうことを考慮するといままでの仕組みを拡充するだけならあまり変わらないと僕は思います。少なくても僕には何の影響もなさそうです。


拗ねるひと


せっかくプロジェクトチームができたのならいままでにない新しい仕組みを作り上げて欲しいところです。この件に関して掲示板などでは「引きずり出せるものなら出してみろよ!この俺を!」といったことを書いているひともいましたが、そういう書き込みをするひとはひきこもりの振りをしているだけでしょうね。冗談を言えるくらいに精神状態が回復しているひきこもりの方かもしれませんが。実際のところは、ひきこもり中のほとんどのひとにとっては今回のニュースはちょっとした希望になっているはず。社会復帰できる可能性があるのかも?と。別に働きたくないからひきこもっているわけではないですからね。長く人生のレールを外れたことで社会に復帰するのが怖いというだけで。もちろんまだ精神状態が回復していないひともいるでしょう。そういうひとからしたら「どうでもいい…」というニュースかもしれませんが。


希望が見えたひと


国が本気で動くなら100万人のひきこもり問題もすぐに解決!…とはいかないでしょうね。ちょっと100万人は多すぎますからね…。なんでも良いから仕事がしたい!もう無駄な時間を過ごしたくない!と考えているひきこもりは多いと思うので、そういうひきこもりに対して仕事を用意するだけでかなりの人数が解消はするでしょうけど、そんなに多くの仕事を簡単には容易できないですよね。仕事を用意されてもハローワークにいって仕事選んで面接受けて来てね!という対応になりそうな気もしますし。ひきこもりにとってそれをすることが困難なことを理解してくれているといいですが。まぁなんにしてもひきこもりを一括りにした対応だけはやめて欲しいところです。新たにひきこもりになるひとと脱却するひと。このバランスが取れるくらいの仕組みを期待しています!

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ひきこもっていたらお爺さんになりました…嘘です。プロフ写真はFaceAppで老化したものです。本人はもう少しだけ若いです。
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