ボクシングWBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ。井上尚弥選手vsジェイソン・マロニー選手の試合が熱かった。結果は井上尚弥選手の7回KO勝利!
井上選手の久々の試合ということで楽しみにしていましたが、対戦相手がロドリゲス選手に判定負けしていたマロニー選手ということでどうなんだろう?という気持ちもありました。が、蓋を開けてみれば熱い試合内容でした。
入場
やっぱり変な感じでした。いつもの大歓声がないからなぁ。観客がいないので画面越しに見ていても盛り上がりに欠けますね。これでアドレナリンとかでるのかなぁ…と少し心配になりました。
1R
ファーストパンチは井上選手が左フックを当てたことで一安心。ただ僕的にはマロニー選手は序盤は攻めてこない気がしていたのですが、予想に反してガンガン攻めてました。1Rからホールドをしてきていたので作戦か?と少し不安に。ただ判定はなさそうだなぁと感じる試合展開でした。
2R
このラウンドも両者が打ち合っていましたが、素人目にみた感じでは井上選手が押しているように見えました。実際にスコアも井上選手についていました。
3R
井上選手の鋭いアッパーが印象的なラウンド。試合を見ていると完全にペースを掴んだのかな?と感じるような試合展開になってきました。
4R
完全に井上選手のペース。ひたすら下がるマロニー選手と追いかける井上選手。ダメージが効いて逃げているのかな?という印象を受けました。もちろんマロニー選手もパンチを繰り出していますが、かなり安心してみていられる試合展開に。
5R
このラウンドで決まってもおかしくないかも…と思いながら見ていたのですが、マロニー選手も負けじと攻めて井上選手を下がらせる場面も。しかしラウンド終盤で井上選手の右ストレートがクリーンヒット!このまま決めるか?と思いきやクリンチで逃れられました。
6R
もういつ試合が決まってもおかしくない展開。目を皿のようにしてその瞬間を見逃さないようにしていました。マロニー選手のジャブにあわせてカウンターで左フックがヒットしこの試合初めてのダウン!最初はスリップか?と思いましたがリプレーで見ると綺麗なカウンターでした。クリンチやホールドで凌ぐマロニー選手を攻めきれずに勝敗は次のラウンドへ持ち越し。
7R
軽快にパンチを当てていく井上選手。それでも倒れないマロニー選手。タフだなぁと思っていると残り時間10秒を知らせる拍子木の音が鳴り響く。このラウンドでも決まらないかぁ…と思った瞬間、マロニー選手のワンツーにあわせて完璧なカウンターで井上選手が右ストレートを振りぬく。顔面に強打をもらったマロニー選手は膝から崩れ落ちてダウンしました。まだ立ち上がるんじゃないか?と思っていましたが、それはなかったようで井上選手の7回KO勝利!
試合後のインタビューで「ドネア戦より強くなったか?」という質問に対して「試合を通して場面、場面の判断力はドネア戦で学んだ。その時よりパワーアップしたと思う」と井上選手は返答。でも弱くなったとか言わないですよね?普通。う~ん…まぁ答えが分かっていても聞きたくなる質問ではあるかもしれませんね。最近カシメロ陣営が挑発を繰り返していることに言及した質問にはドネア、ウーバーリ、カシメロとタイミングが合う相手と戦いたいとコメント。階級を上げるのではなく統一戦を希望しているみたいですね。ドネア選手との再戦とか怖いけど凄く見たい。あと驚きの情報として井上選手は試合中に足をつりかけていたみたいです。確かに7ラウンドの開始時に足を叩いたりしていました。疑問に思っていましたが理由を聞いて納得です。無事に勝利できて良かった。
しかしマロニー選手は凄くタフでしたね。強めのパンチが顔面に何度も入っていたのに足腰はダウンするまでしっかりしていました。いままでダウンしたことあったのかな?と調べてみると以下のインタビュー記事が見つかりました。
キャリアの4戦目で一度だけダウンしたことがあったようです。ただフラッシュノックダウンであり、試合でもスパーリングでも深刻なダメージを受けたことは一度もないとコメントしていますね。しかし…↑のような人間性の良さが伝わってくる記事を読むとマロニー選手にも勝って欲しかったと思ってしまいます。もちろん井上選手が勝利して嬉しいのですが。
次の井上選手の試合はいつかなぁ。すでにいまから待ち遠しい。
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