ひきこもりの僕の中学二年生時代

そういえば、中学二年生の頃から理科の成績が上がりだしたんですよね。中学に入学してから、塾で理科なども教えてもらうようになったおかけです。自分では勉強しない子供でしたけど、塾で習うことが予習・復習になっていたんでしょうね。社会は相変わらずの低い点数でしたけど。

ある日、授業参観で理科の実験の授業がありました。理科の実験などは何をしたらいいのか分からずに困り果ててしまうので大嫌いでした。僕は頭が悪かったので。ですが、この時の授業では何をしたらいいのか分かったんですよね。塾で習っていた内容だったのか、先生の話をちゃんと聞けるようになっていたのか…。とにかく実験の授業についていけて嬉しかった記憶があります。

そういった嬉しい経験から、期末・中間テストの時に少し理科の勉強してみようかな？という気持ちになったんですよね。僕が一夜漬けというスキルを得た切っ掛けです。

一夜漬けしてみると意外と80~90点前後を取れるようになったんですよね。まぁ塾での教えがあってこそでしょう。覚える気のない僕が多少なりとも覚える授業を塾でしてくれていたおかけですね。

他に何かあったなぁ…。あぁ、おとなしい性格だったせいか少しヤンチャな学友に絡まれることはあったかな？別にイジメられていたわけではないですけれど。

体育の授業時は男女で別れて教室で着替えるスタイルでした。その時に、廊下でK君に「ちょっと教室のドアを開けてみろよ」といわれたことがあったんですよね。もちろん女子が着替え中です。僕は嫌だと断りました。K君は「おまえならいける。おまえなら怒られないから」と訳の分からない理屈で再び頼んできましたが断固拒否しました。

他には、昼休みの教室で…机の上の刻まれた落書きを声に出して読み上げるようにK君に頼まれたことがありました。

僕はいきなりなんなんだろう？と思いつつも言われた通りに読み上げました。一文字ずつ「マ・ル・コ」と。ちびまる子ちゃんのことかな？と思いました。

K君は驚いた様子で机の文字を確かめました。そのあと、僕が文字を勘違いしていることを伝えて再び読み上げるように頼んできました。真ん中の文字は「ル」じゃなくて「ン」だったようです。

僕は読み上げました。読み上げてしまいました。聞いたこともない言葉だったので、恥ずかしくもなんともなかったですからね。するとK君は「こいつ、言いやがったっ！」と叫び、焦って逃げ出しました。僕は何かしでかしてしまったのか？と焦り、慌ててK君の後を追いました。「マ〇コってなんなん！？」と大きな声で叫びながら。無知って怖ろしいですよね。

今なら絶対にできないことです。教室だったので女の子達もいたので、どんな目でみられていたのやら。でも、難しい単語なので案外知ってる人は少なかったんじゃないか？とも思います。そんな単語を知る機会なんて普通の中学生はないですよね？まぁ今はネット社会なので簡単に手に入る知識でしょうけど。

そういえば授業のボイコットとかも一度ありましたね。K君が主導していたんだったかな。教室の扉を内側から抑えて開かないようにして、教室に誰もいない振りをしたんですよね。相手は新任の英語の女の先生だったと思います。

ボイコットされた女の先生は職員室で泣いていたようです。担任の先生が怒って授業を一コマ使い事情聴取のようなことをすることになりました。なぜか僕を名指しで、そのとき何をしていた？と聞かれたときは焦りましたが…「寝ていました」と嘘をつきました。実際、寝たふりをしていたのは本当でしたけど。ボイコットなんてやりたいとは欠片も思っていませんでしたけど、注意するほどの気概もありませんでした。流されやすい性格ですしね。

たぶん、担任の先生的に僕は優等生枠に片足くらい突っ込んでいる生徒に見えていたのかもしれません。期待している返答ができなくて申し訳なかったです。

K君達は何でボイコットなんかしたかったのか…そういうお年頃だったのかな。まぁ黙ってみていた僕も含めてクラスメイト全員が同罪ではありますけど。

あぁ、中学生くらいから挨拶をするのも苦手になっていた気がします。挨拶をしたくない訳ではなくて、恥ずかしいという思いが強かったんですよね。声をかけて、もし挨拶を返してもらえなかったらどうしよう…という恐怖もありました。自分から挨拶する勇気が持てなかったんですよね。チキンハートです。内向的な性格の人はみんな同じ思いをしていたのだろうか…。

僕の中学二年生時代はこんな感じでした。本当にイジメられていたわけではないですからね？K君は友達という関係ではないですけれど、幼稚園、小学校と同じだったので話したことくらいはありましたし。でも、もう少し気が小さくて何でも断れずにいうことを聞く人間だったらイジメに発展していたりしたのかな？