森喜朗氏が東京五輪委員会の会長職を辞任することになりましたね。余人をもって替えがたいなど言われていましたが、別にそこは問題ない気がしています。なんだかんだいって替えの効かない人材などというものは存在しないと考えているので。まぁ稀にそういう傑物がでてくることもあるのでしょうけど…それは本当に稀なことではないかと。そもそも老い先が長くない森氏の替わりが存在しないという方が問題という話です。

正直よく辞任を決断したと思います。仮に僕が同じ立場だったとしたら意地になって辞めなかったかもしれない。言い回しは良くないものだったかもしれないですけれど、悪意のある切り取り報道で面白おかしく騒ぎ立てられて良い気分なわけがない。謝罪会見が失敗だったという意見もありますが、ああいう視聴者の思考誘導をするような報道がされていたら記者に怒りをぶつけてしまうこともそりゃあるだろう…と。それだけ東京五輪に対して全力で取り組んできていたのだろうし。まぁ立場を考えれば怒りを飲み込んで冷静に対応すべきだったのでしょうけれど。

辞めざるを得ない状況に追いやられたとはいえ、僕からみてもあれだけ熱量を注いでいた職を辞す決意を早々に固めたということは東京五輪に対する思いがやはり強かったのでしょうね。詳細は分かりませんが無報酬で働いていたという話もあるようですし、そういう熱量なども余人をもって替えがたいという声が周囲からあがる理由だったのかもしれません。後任の会長職は女性の方が良いんじゃないか?若い方が良いんじゃないか?といった声が出ていたのは本当に違和感しかない。森氏を差別的発言をしたという理由で辞任に追いやりながら、能力じゃなく性別等で会長を選ぼうとしている矛盾。それこそ差別だろうに。ただまぁ…個人的意見をいうならば今回に限っては女性より男性を選んだ方が良い気がしています。いまのタイミングで女性の会長が選ばれれば能力ではなく性別で選ばれたと感じるひとが多数いるだろうから。少なくても僕はそういう疑いを持ちます。

今回、森氏が辞任する流れに至った報道や世論の動きなどに対しての感想はまだまだ書き足りません。ただ文章として書いているうちに多少はイライラや鬱々とした気持ちも収まってきたのでそろそろやめようかな。なんだかんだでこの話題に関して三記事目ですし。それに著名人の方達からも僕と同じような考えを発信している方がポツポツ出ているようで、もしかしたらマイノリティかもしれないけれど僕の考え方だけがズレているわけではないと知って溜飲が下がった感じです。お笑い芸人の方に多い印象です。しかし森氏の発言の全文を読んだうえで女性蔑視の意図があると断言する意見が多くあるのが不思議です。僕的には言い回しに気をつけよう…という意図が多分に伝わってきます。まぁ、気をつけながらあの言葉をチョイスしちゃったか…という思いがあるのは否めないですけれど。でも失言くらいは謝罪したら許される世の中であって欲しいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
認証キャプチャは指示された画像を全てチェック後に確認ボタンを押すと公開できるようになります。