TVで紹介されていたのを見て、こうすればよかったのか!と目から鱗が落ちたようでした。寝転んだ状態で壁にお尻をつけて脚を開いていく、というストレッチを知って「なるほどなぁ~」と思わされました。
立ったまま脚を開いていくと途中でピキッって鋭い痛みが走るんですよね。ですが寝転んで脚を開いていくと自分で負荷を調整できるので、痛みが起こりにくいのです。
開脚ストレッチを始めたのは三年前くらいだったかな。最初は体がガチガチだったので大変でした。まぁ体が硬かった分、進歩が目に見えて楽しかったです。しかし一年目は少ない知識で適当にストレッチしていたので、だんだんと進歩が見えなくなってきました。
そこでインターネットで調べてストレッチの知識を少し増やしました。インターネット上には色々な情報があり、どの情報が正しいのか正しくないのかがわからずモヤモヤして途中で調べるのをやめてしまいましたが。
しかし開脚前屈には骨盤がキーポイントだということはわかりました。その時の僕は開脚前屈で、なんとか顔を床につけられるようになったばかりでした。ただ、骨盤を倒すのではなく背中を丸めるような形で無理矢理に顔を床につけていました。正しくない偽の開脚前屈ですね。
そして、いざ骨盤を倒してみようとすると…ピクリとも動きませんでした。そこで僕は考えました。僕の偽開脚前屈で顔が床についた状態からなら骨盤を倒せるんじゃないか?と。そして実行に移した結果…やっちゃいました。ブチッと。骨盤を倒すときに座骨と床のあいだに神経なのか筋肉なのか何かが挟まれていたみたいで。座骨でグリッと磨り潰すような感じになったんですよね。
無理な体勢から骨盤を倒そうとしたので、本来起こりえないことが起きた感じですかね。あの瞬間のやっちゃった感…。激痛とかはなかったのでなにもなかったのかな?とその時は思いました。でも次の日、尻や脚がガチガチになっていてビックリしました。
ストレッチを休むべきか悩んだんですよね。でも、止めてまた体が硬くなるのが嫌だったので継続することにしました。痛みを我慢して継続しているうちにストレッチも普通にできるように。ただ、痛めている右側のお尻の辺りを伸ばすストレッチをする度にプチッっと何かが切れる感覚が一日一回現れるようになりましたが。その感覚がなくなるまで一年以上かかったような気がします。
だいぶやわらぎましたが、坐骨神経痛のような症状が今も残っています。最初の頃は尻の辺りが気持ち悪くて、伸ばしたくてたまらない!という感じでよく伸ばしていました。
かゆみを我慢できずにかいてしまう感じですかね。でも悪いことばかりでもありませんでした。ストレッチで伸ばしたときの痛気持ちいいという感覚がわかりやすくなったんですよね。まぁ痛気持ちいいいのはNGだ!と説明しているサイトもありましたが。
確か一年くらい前から骨盤を倒す感覚が少しわかってきました。そして自分が今までやっていた開脚前屈のストレッチの間違いを自覚できました。顔を真っ赤にしてストレッチをするのは間違いなんですよね。まぁ最初は体が硬すぎたので多少は仕方なかったですけど。骨盤を意識できるようになり開脚ストレッチのレベルが一段階上がりました。
そして今年の3月。ほぼ180度の開脚ができました!できた瞬間は「おぉ、これだ!これがしたかったんだ!」と少し感動しました。ひょっとして骨格の問題で無理なのでは?とか考え始めていましたので。でも偶然できただけなんですよね。ストレッチを布団の上でやっているんですが、布団が寄って皺になっていたのが元に戻るときに脚も一緒にズルッと滑って開いたのです。
いつもは左膝の内側辺りにピキッと鋭い痛みが走るのですが、その時は膝の横を強く押さえつけて痛みをやわらげていたのも良かったのかもしれません。でも…次の日から今日まで、再び180度に開けたことはないんですよね。むしろ硬くなっちゃっています。
二カ月ほど前、ストレッチをしている時にどこか痛めた感じです。無理のないストレッチをしていたんですが、左脚の方から何かが切れる感覚がありました。そして、翌日から脚がガチガチに…。最近少しやわらいできましたけど。
まぁ色々とストレッチのやり方を間違えているのでしょう。入浴後じゃなくて、入浴前にストレッチしてますし。それに痛みを感じるまで伸ばすべきかどうかも正解がわからないんですよね。三年程ストレッチをしてみた感じでは、痛みはない方がいい気がしますが。そう思っていても、多少は痛みを感じた方がストレッチをやった感じがあるので伸ばしちゃいますが。
一歩進んだら大きく後退する感じで、なかなかゴールに辿り着けないです。が、偶然とはいえ一度は180度開脚ができたのだから希望はもてます。不可能ではないと分かったのだから、あとはストレッチを継続するだけ。
開脚ができたからどうなんだ?と思う人も多いかもしれません。でも、自分ができないことができるようになったら嬉しいですから。それに歩道の柵なんかを越える時も便利だと思います。友人達が柵を跨いで越えていくなか、僕は「いけるか?え~い、一か八かだ!」と心の中で自問自答したことがありました。そういうときに股関節が柔らかいと少し心に余裕を持てますよね。あの時は脚が短くて爪先立ちになりましたけど…。
僕が開脚ストレッチを三年継続してわかったこと
- 呼吸をしながらストレッチすることがポイント
最初の頃は顔を真っ赤にしながらストレッチをすることが多かったです。でも息を止めるのはNG。
- 痛みを感じるほど伸ばすと、やっぱり体が硬くなる気がする
ストレッチをしたという充足感を得るために多少は痛みを求めがちですが、あえて痛みを感じる手前で伸ばすのを止めるのが開脚への近道だと思います。頭ではそう思いつつも多少の痛みを求めてしまうから僕の開脚は遅々として進まないのでしょう。
- 開脚前屈は骨盤への意識が大切
まずは骨盤を立てて座る感覚を身につける必要があります。ここをおろそかにして背中を丸めるような開脚前屈をおこなっていると体を痛めるかも。ポイントはお尻の下にタオルとかを丸めて置くことです。骨盤を倒しやすくなります。
- 早く180度開脚したいなら正しいやり方を習った方がいい
僕の場合はインターネットで適当に検索してストレッチをしていました。中途半端な知識でおこなっているので、体を痛めることも多くストレッチの効率は悪いと感じています。いつまでに開脚したい!みたいな目標がある人は、ちゃんと専門の人に習った方がいいでしょうね。
- ストレッチは入浴後じゃなくても多少は伸びる
入浴前のストレッチでも伸びないことはないです。実際に僕はある程度柔らかくなってきています。とはいえ入浴後の方が効率がいいのは確かでしょう。
- 一カ月で180度開脚とかは絶対無理!
できた人は最初から柔軟性が高かった人でしょう。
体操教室などで、泣き叫びながら180度以上に開脚をさせられている子供とか尊敬します。マジで。あんなの虐待と変わらないです。見ているだけで痛々しい。もう無理だ!って自分で感じているところから伸ばされる恐怖はいかばかりか…。自分には絶対に真似できないことです。
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