ひきこもりや不登校の子供には叱りつけるのではなく気持ちを理解してあげてほしい

2020年8月30日日曜日

ひきこもり 時事 不登校

少し気になるニュースが目に入りました。不登校の13歳の少年が父親に殴られたと警察に通報して父親が逮捕。


う~ん…なんといっていいやら。少年が警察に通報したのはやりすぎかな?と思います。まぁ不登校ということで精神状態が普通ではなかった可能性が高いですけれど。記事は下記リンクに。


警察来訪に嘆く父親



もしかしたら親として教育の限度を超えた暴力があったのかもしれないので、その場合は通報も止む無しかな?でも母親らもその場にいたようですし父親が過度な暴力をふるっていないのなら前科がつくようなことはないと思います。


もし少年が不登校だとするなら頭ごなしに叱りつけるようなことをしたのは失敗ですね。そんなことで不登校やひきこもりを脱出できるわけがないのです。上手くいく場合もあるでしょうけれど少数派です。


学校に行きなさい!と言われて学校に行けるのならそれは不登校とは言えません。ただのサボりです。登校しないこと登校できないことを同じに考えてはダメです。


登校できないのには当事者なりの理由があるのだからそれを解決しない限り登校できるわけがありません。問題を解決しないまま無理に登校させても不幸なことが起こりかねないだけです。


間違っても暴力では解決はしません。詳細がわからないので今回のケースでは頭を小突く程度だったのかもしれませんが。


ゲームをしているなら無理矢理取り上げたりせずにゲームをさせてあげた方が良いです。少しずつ話をしてゲーム以外のことに興味を持つように促してあげるのがベストだと思います。無理矢理というのは思わぬ反発を生む場合がありますし。

癇癪を起す子供

癇癪を起すくらいなら想定内でしょうけれど、精神的にまいっていると何をするかわからないですからね。


って偉そうに語っていますが、今回の少年がひきこもりとは限らないんですよね。情報にあったのは不登校という言葉だけなので不良系少年という可能性もありますし。


まぁせっかくなので今回の少年がひきこもりだと仮定して考えてみます。


父親は学校に行くように諭したのでしょうけれど、少年は自分の中で無理だ!と結論づけているはず。無理なことをやれと言っても結論は変わらないのです。


もしかしたら父親が注意しているときも少年は耳を傾けずにゲームをしていたのかもしれないですね。それでたまらずに父親も手が出てしまった…といったところでしょうか?


少年としては「自分は悪くない…暴力をふるったお父さんが悪い」という思いが強かったのではないかな。父親がした行動はいけないことだ…とわからせたいがために警察に通報してしまったとか。精神が不安定なときは一度強い思いを抱くと変な行動力を発揮してしまいますからね。父親としてはたまったものじゃないでしょうけれど。

警察来訪に嘆く父親

じゃあ父親がどう対応していれば良かったのか?となると難しい問題ですよね。状況によって変わってくるでしょうし。ただ一つだけ言えるとすれば短期で解決しようとせずに長期的に少しずつ解決をはかるべきだったかな。子供が心配で将来のためにも早く学校に行って欲しい!と考える気持ちは理解できるのですが。


少年はゲームをすることで精神の安定を保とうとしているのかもしれません。ゲームをしている間は現実逃避できますから。ゲームをしながら話を聞いていても良いよ!というくらいの軽い感じで少しずつ話をしていくのが大事だと思います。一度の話し合いで結論を出そうとせずに。


もし少年がひきこもり状態ならば親に話しかけられるだけでも強いストレスを感じている可能性は高いですから。


定期的に短時間の話し合いを持てるようになれば不登校脱却は近いと思います。まぁ不登校の理由を親に話したがらない場合は第三者に間に入ってもらう必要がありますが。家族相手だからこそ言えないこともあるでしょうし。


学校に行きたくない理由をなんとか聞き出して解決できることなら解決すれば良し。環境を変えて解決できることなら親戚の家に預けて転校という手段もありです。どうしても解決できそうにないなら学校に行かずにすむ道を一緒に考えてあげれば良いと思います。


まだ13歳なのだから学校に行かなくても幸せに生きる手段はいくらでもあるでしょうし。


今回の件を後々に笑い話にできるような親子関係になるといいですが…。


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