プロアナとは拒食症は精神疾患ではなく、個人のライフスタイルにすぎないという考え方や社会運動のことです。痩せ姫は拒食症の女性をポジティブに表現した言葉です。
Wikipediaを見た段階で調べるのをやめておけばよかったのですが、好奇心にかられてプロアナの人のブログを訪問してみました。検索結果の上位に表示されていたんですよね。羨ましい…。
画像などを見て少し怖くなってしまいました。ひきこもりとは違って、死というものの近さを感じてしまいます。
コメント欄で、少しでも励ましになるような言葉を書き込みたくなりました。自分の子供が日々弱っていくのを見る親の気持ちは…どれほどのものなのだろう…。
ですが、コメントは書き込めませんでした。僕も現在進行形で親に大迷惑かけていますから…。どの面下げて、コメント書き込むんだという話で…。
確かに、ちょっと痩せすぎじゃないの?と感じるくらいの見た目でも綺麗には思えます。でも、そこから少し線を越えてしまうと「美」ではなく「死」を感じるようになってしまいます。
痩せて綺麗になりたい!という思いは変なことではありません。でも、彼女たちは「美」の基準がどこかの瞬間で変わってしまったのかもしれません。
拒食症になる前に自分が美しいと感じていた人の写真などを見返すことで、「美」の基準が元に戻れば体型も健康的になる気がするのですが。
体重を増やすことに恐怖を感じるのは、なんとなくわかります。たぶん一度増やしてしまえば、どんどん増えてしまいそうで怖いんじゃないかな。痩せるサイクルから抜け出したくないのでしょうね。
僕もダイエットをしたことがあります。ひきこもっている間に激太りしていたことに気付いて始めたんですよね。日々、体重が落ちていくのをみるのは充実感があり楽しかったです。もっと食事を減らしたい!という思考になっていました。この思考の延長線上に拒食症が待っているのですかね?まぁ、ひきこもっているので食事の選択の自由がなく運動メインでのダイエットでしたけど。というか母親が拒食症を怪しんだのか、色んな手段で米やらお菓子を食べさせようとしてくるのでストレスが半端なかったです。なぜか毎朝、胃の痛みで目が覚めるようになったので2カ月くらいでダイエットを終了しましたが。
プロアナの人達も最初は、ちょっとしたダイエットだったはずなんですよね。だんだん痩せるのが嬉しくなって…気が付いた頃には手段が目的化していたのでしょう。
命の危険がないのならプロアナはライフスタイルだ!という考えもありだとは思います。80年間飲まず食わずのインドのヨガ聖者もいましたし。個人の自由ですよね。ですが、現実には拒食症は自分の命をどんどん削っていくことになる。過食嘔吐が一番の問題だと思います。栄養は摂取できていないのに、食べた気にはなれるわけですから。食に対する脳の感覚が狂ってしまっても仕方ないですよね。
でもブログを読んだ感じだと過食嘔吐は自分の意志ではどうにもならないようです。第三者にはわからない感覚ですが、凄い衝動が襲ってきているのでしょう。少しずつでも過食する量を減らしたりして改善できないものなのだろうか…。
細い手足の画像などをみると、少し転げただけで骨折しそうで怖いです。周囲の人間は気が気ではないでしょう。当事者本人は「こんなに太い…」といったコメントで写真を掲載していますが、細いから!ガリガリだから!と叫びたくなります。本人には太く見えてしまっているんですかね…。
僕が訪問したブログの人は運転免許を取得するなどアクティブな人でしたので驚きました。筋肉量的に大丈夫だったのかな?と。
ただ、気になって他のプロアナの人のブログを探してみてみると…すでにお亡くなりになっている方のブログでした。やっぱり拒食症は危ないのだな…と再認識することに。
そういえば、女医タレントの西川史子さんも一時期激痩せしていましたよね。チュートリアルの福田さんが激痩せした時も驚きましたけど、その時以上に驚きでした。凄く綺麗な女性でしたのに、ある日のTVで見たら頬がこけていて病人にしか見えなかったのです。
一体何事だ!?と思いました。どうも失恋が原因のようでした。あんなに痩せてしまうくらいですから一途な方なのでしょう。現在は本業の医師の仕事を頑張られているようです。幸せになってほしいです。
プロアナの人の意志の強さは凄いのだろうなぁ…と思います。実際、自分の命の危険を感じるところまでいけば心理的にブレーキがかかるはず。そこを越えて痩せ続けるのだから意志が余程強くないとできません。その意志の強さを別の方向へ向けることができれば幸せな人生が待っていると思うんですよね。
やっぱりコメント書き込んでこようかな…。
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