なんでもかんでも発言を禁止するような風潮には違和感を感じます

2020年10月22日木曜日

時事

10/21朝のテレビのワイドショーを見ていたら(テレビ壊れているので音声のみですが)、足立区議員のLGBT発言について放送されていました。まだやっていたの!?と驚きました。僕が以下の記事を書いたのが二週間ほど前。


口にバツ印イラスト


そして議会が行われたのが9/25なので約一カ月前。こんなに長く非難され続けるとは。白石区議も謝罪する気はないと発言していたのに謝罪することになりましたね。周囲の圧力で仕方なしに発言の撤回・謝罪をせざるを得なかったといった感じです。無理矢理に謝罪させても意味ないと思うのですけれど。メディアなどでも議論をするのではなくて、白石区議の発言が悪だと決めつけた結論ありきのコメントがほとんどですから。↑の記事でも紹介したように当日の本会議録画を見れば悪意のない発言であることは伝わるはずなのに。今回の謝罪に伴い本会議録画の内容も一部カットされたようですね。そこまでする必要があるのかな。記録は記録として残っていた方がいいと思いますけれど。


辞職すべきだとか議員としての資質に欠けるといった発言がある中、某匿名掲示板を開設したHさんはさすがのコメントをしていました。白石議員の発言は基本的には間違ったことは言っていないとしつつ、フランスを例にあげてLGBTを社会が認めても割合が増えることはないという部分をピックアップすべきだと。そしてLGBTの話題に触れること自体がダメだという風潮になる方が問題だと。Hさんはキツイ発言が多いので苦手なのですが、こういう頭の良い発言もよくするんですよね。ただフランスで同性婚が解禁されたのは2013年5月です。たかだか7年ほどのデータでLGBTの割合が増える増えないという議論はできないと思います。最低でも100年くらい経過してみないと変化はわかりません。


仮に白石区議の発言に問題があったとしても発言すること自体が悪だとするのは…やっぱりひっかかりを覚えます。1000人中1000人が否定するような議論の余地がない問題発言ならアウトでしょうけれど。確かにLGBTを例にあげて説明したのは悪手ではありました。わざわざ例にあげる必要はありませんでしたから。でもちゃんとLGBTのひとへ配慮した発言もしていたので差別的発言とは言えないと僕は感じたのですが…。言論の自由という言葉を虚しく感じます。言葉狩りばかりしていたら本音で話せることなんてなくなるんじゃないですかね。


口にバツ印イラスト


さらに番組を聞き続けていると次の話題がロジハラについて。失笑しました。ロジハラという言葉は最近調べたことがあったので知っていました。でもその話題をワイドショーが取り上げるとは。


論理的に正しいことを言って相手の気分を害する行為をロジハラというらしいですが、なんでもかんでも名前をつければ良いというわけではないですよね。執拗に相手を追い詰めるような行為は問題外として、論理的に話すこと自体がアウトという風潮になったら国がおかしくなります。例えば韓国などは国家としても感情で動くことが多いですが、日本も同じように対応していたら永遠に関係改善なんてできないのではないでしょうか。いや…逆にその方が上手くいったりするのだろうか…?まぁその辺はわかりませんけれど。


番組内でコメンテーター達が自分はロジハラ予備軍かどうか?というチェックリストを確認していましたけれど意味ないですよね。ワイドショーのコメンテーターをやっている時点で九割方ロジハラしていることになるんだけど…と心の中でツッこみました。問題を起こした人物を番組で取り上げて、正論を持って批評・批判するのが仕事なのだから。実際にLGBT差別発言について白石区議にロジハラしているようなものでしたし。もしロジハラを認めたら現在のワイドショーは一つも成り立たないでしょうね。


あれもダメ。これもダメ。と、どんどん言論の自由が失われていきます。臭いものに蓋をするようなやり方が本当に正しいのかどうかをこそ議論して欲しいと思います。

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